These I. 0研企画 plusG

自分にとって、一番大きな存在。zero-ken。

 2003年10月、福岡の2大学、九州芸術工科大学(芸工大)と九州大学(九大)の統合が行われた。芸工大の中には反九大生も多く(自分たちは自分たちだ。そこらのとは違う。…という意識)、また九大の中には、統合の事実すら知らない人も多く、そのままでは誰も喜べない結婚になってしまうと思われていた。統合後の学生の配置(たとえば、1年生はほとんど大橋に来ない、とか、教養科目は全学統一で行う、とか)ゆえの不安も多かった。
 はたして九大芸術工学部1期生はどんな人間なのか…
 その後の大学はどうなっていくのか…

 そんな中で、少しでもよりよい未来を切り開くために、芸工大学園祭企画のメンバー有志により結成されたのが、0研 plusGである。芸工大の魂を伝えるため、空間展示、巨大な美術装飾、学生映像作品の屋外上映、もち屋を使っての大学紹介など、数々の企画を携えて九大に乗り込んだわけである。

企画内容の詳細は、ここでは省略します。
誰かplusedGのIllustlatorデータもってたら、今度ください。


 0研は目的のある企画でした。0研が目指していたのは、2003年11月の九大祭ではない。もっと遠く、新九州大学であり、その学生であり、彼らが将来創っていく世界こそが、その目標でした。0研のための0研なんて小さなものではないのです。
 私がこの0研を構想していたとき、実は本当の目的は3つでした。これを、ここに公開しようと思います。

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壱: 九州大学に芸工大を紹介する。
 今更詳しくは書きません。統合相手である九大に、自分たちのことを知ってもらうこと。そして、新九州大学の種というべきものを、蒔いてくる事。


弐: 全学祭企画からの有志で一つの企画として行動を共にする事で、それまでの企画の枠を超えた、もっと大きなネットワークを構築する事。

 複数存在する学祭企画どうしは、これまでどうしても企画の壁を越えられませんでした。お互いの情報を公開することはなく(同じ建物で活動しているのに)、その壁の中に閉じこもってしか活動していませんでした。その壁を越えれば、より大きな視点で物事を発想できるようになるのに、そういう発想をなかなかもてない。それを打ち砕くキッカケを0研で与えよう、というのが狙いのひとつでした。


参: 九州大学、九大生という「外」の世界をしっかりと意識する事で、自分と他者との関係や、その中での自分の立場、能力、役目を悟る感性を養う事。

 内輪ネタといわれるように、芸工大生は外の世界に対しての意識が薄い。ならば、九大という外の世界と強制的に対峙させることで、外の世界に対しての感性を磨くことが出来るのでは、と考えたのです。たとえわずかでも、そういう機会を作ることが必要だと思い、そういう機会として0研を設定していました。

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 私は、0研企画は芸工大の歴史の中でも上位に入る価値ある企画だと思っています。なぜなら、本当に「目的」を持った企画というのは、非常の珍しいといえるから。学園祭企画は確かに凄いものをつくりあげているけれど、「学園祭」という用意されたステージでやっているにすぎない(それでも、そこいらの安いイベントなど遥かに凌ぐ高水準のものだという誇りはある)。0研は、その活動内容の全てを、まさにゼロから切り開いていった企画。大学統合という大きな節目に生まれた、とても貴重な企画なのだと思っています。
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by Sterun-schnuppe | 2005-06-27 21:02 | Portfolio