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 旧ウェブサイトはまもなく(と言ってもあと2ヶ月くらいで)削除します。新サイトの制作はスローペースでなかなか進んでませんが、それなりに仕上がったら旧サイトは役目を終えるので、終了とします。このブログは、どうしようかな。のんびり続けてもいいし。

 …というサイトの引っ越しの話ではなく、私自身も現実世界で引っ越します。ブログ読んでた方は知ってるかと思いますが、しばし仙台に行っておりました。あれは何のためだったかというと、仙台という町の視察でした。

 つい1ヶ月前、1月の事ですが、唐突に「そうだ、仙台へ行こう。」という言葉が脳裏をよぎり離れなくなってしまいました。もともと早く実家は出なければとは考えていたし、関東からも離れたいとも思っていたのですが、なぜそれが仙台なのか本人にも全くわからず、ましてや仙台に行った事すらなかったので、とりあえず一度行ってみようということでの視察でした。
 結局5日ほど滞在して、仙台から郊外まで足を運び、あぁここなら住める、と感じるに至ったのでした。そのまま家も見つけてきて、引っ越し決定、と。

 私の場合、入学や就職が理由ではないため、いかに「自分にとって暮らしやすい場所であるか」が条件だったし、関東を離れたい根拠でもありました。横浜もね、実家がここじゃなくて、なおかつ東京から独立していたら、いい場所だったんでしょうけど。


 私が「オランダの音大に行く」と言っていたのを聞いていた人もいるかと思いますが、今の私の中では否決されました。自分が納得できるものと「現代音楽を」「学校で学ぶ」こととに大きな隔たりがあることに気付いたのが理由。
 それと「日本の生活が合わなくてね…」とも言っていましたが、日本の生活と言っても所詮「実家を中心とした横浜・東京」と「福岡」以外で生活した事はないし、旅や何かで立ち寄った場所だって限られている。本当は日本だってもっと多層的で、わずかな面しか知らぬまま「日本は嫌」っていうのは、軽卒だなぁ、愚かだなぁ、とも思えてきました。
 ドイツに、特にFreiburgにはまた帰りたいとも思っていますが、もうちょっと日本を知るのも悪くない。それに、なぜ自分がそこに住みたいと思っているのかを考え直すと、その前に一段階おくのもアリだなと思う。(あ、きっと夏には一度行きますよ、ドイツ。)


 何はともあれ、結局自分にとって何が一番大事かと考えれば、当たり前の答えが出てくる訳です。

 「自分自身に納得できる事。納得できる生き方をする事。」

 アートとかデザインとか、あるいは自分の人生とか、私はやはり、そういう中から生み出していかねばと思うのです。そうすれば、作為的ではない、ある種の必然性すら持ったものが、そこに生まれてくるような気がします。


 まぁそんなわけで3月下旬に引っ越すので、仙台に来る際にはどうぞお訪ねください。ただでさえ知り合いいないので(笑)


P.S.
 この時期の移動を考えるあたり、自分の身体にもちゃんと日本時間が刻み込まれているのかな、なんて思います。
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by Sterun-schnuppe | 2008-02-24 11:35
 ゴーオンジャーっての、いま放送されてるんですかね。
 いや詳しくは知らないんですけど…

 本日パシフィコ横浜で会場設営の仕事中、配送が遅れていた部材があって作業が進まなくなってしまって、すぐ裏の海辺で待っていたら、どうも撮影クルーらしき集団がいて、赤とか黄色とか派手めのアレな服を着た人がいたり、ロボット?みたいな置物がいたりして、ひょっとしてこれ戦隊モノの撮影じゃね?変身前のシーンとか…なんて冗談半分で言っていたら、どうやら本当にそうだったようで、停まってたキャンピングカーみたいなのには「GO-ONGER」とか書いてあったから「ゴーオンジャー」って番組あるのかなーなんて思ってたらなんとこれも本当にあるようで、それでまぁ、その収録に(ただ部材を待っていた)うちら2人の背中が見事エキストラ出演したみたいです。

 お、長い一文だ。

 いつ放送なんだか全然知らないですが、みなとみらいの海辺のシーンがあったら注目(しなくていいです)。おそらくそのキャンピングカーの画面左側に映り込んでるようです。自分でチェックする気すら、まったくないですが(笑)


 P.S.
 Skypeを初めて使いました。いいね、これ。不思議なエコーがかかったりする事はあるけど、普通の電話よりはっきり聴き取れるし、何より国内も国外も全く同じに無料で使えるってのが助かります。国際電話で長電話なんてしようものなら、大変ですからね。
 E-MailといいHTTPやFTPといいIP電話といい、こんな素敵なツールを開発してくれた方々、感謝してます。
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by Sterun-schnuppe | 2008-02-18 23:17
 ここ数日、野暮用で仙台に来ております。

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 仙台城跡から見た夜景。やっぱり町を一望できる丘があるって、自分にとって必須条件のようです。大きいけれど大き過ぎず、調度良く便利な町。海にも近く、山にも近い。

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 松島。天候に恵まれれば、きっと日本三景というだけの場所なんでしょう。曇りだったので、残念。焼き(蒸し?)牡蠣が思いのほか美味しかった。初めて牡蠣を心底美味しいと思った。驚いた事に、お代わりを注文(笑) おかしいなぁ、今まで牡蠣は一度だって美味しいとは思った事ないのに… 唯一、宮島で食べたのは可だったけど。

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 ちょっと足を伸ばして、山形の山寺。思いがけず大雪の山寺でしたが、絶景。人も少なくて、静かで、美しくて、感動。
 余談ですが、気温が零下で、帽子もかぶってないから、髪の毛までパリパリになりました(人生初体験)

 その後、一度は温泉に入ろうと秋保へ。たいていは千円以上のなか、共同浴場が300円だったので行ってみると、いやー、予想をはるかに超えて、ほんとに共同浴場でした。小さな村の銭湯ですね、これは。いや、もはや、大きさから言って合宿所の風呂。やってくるのは地元の中年以上の方ばかり。
 観光案内所のパンフレットに載ってるのが不思議でしょうがないですが(しかも温泉一覧の一番上)、これはこれで面白い体験でした。関係ないですが、山寺の近くには面白山(おもしろやま)なんてのもあります。


 そんなこんなで、随分と端折ったレポートでした。
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by Sterun-schnuppe | 2008-02-13 22:39 | Report (Japan)
 長らくご無沙汰しておりました。久々の記事ですね。

d0014524_10464390.jpg 先週末、横浜のBankART 1929という場所で「ASAGAO,」という創作能楽の舞台がありまして、手伝いに行ってました。右写真のBankART 1929は、以前は銀行(!)だったものを内部を改修して、貸しホールとして利用できるようにしたものです。建築物としての価値があるということで、(当たり前の事ですが)壁や床、内部の柱に傷を付けちゃぁいけないと、設営・撤去作業はなかなか気を使いましたが、管理している方々のおかげでとても使いやすい場所でした。

 内部はこんな風景。クリックすると拡大します。ちなみに舞台も客席も、こちらで設置したものです。
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 昨年9月末にコンサートをやったizuruによる制作で、日本古典芸能由来の能楽、西洋クラシック音楽由来の現代音楽の融合を試みた舞台でした。舞台演出にはコンピュータ制御のLED照明や、ポリアミド製チューブを素材とした巨大なオブジェを使っていました。
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d0014524_11131996.jpg 公演2日目は幸か不幸か雪。舞台も役者も真っ白だったので、そういう意味では万歳、でしょうか。右の写真にはランドマークタワーが写ってるんですが、もはや写っていませんね。いやー搬入口付近はめっちゃ寒かったです。


d0014524_11182933.jpg ひょんないきさつで、今回はNHK-TSの方々が取材に来てくれまして、3D Hi-Visionの撮影を行っていきました。写真のは専用のカメラ。要するに、中に2台のHi-Visionカメラが入っていて、左右の目の役割をするわけです。2カメ撮影だから、うわぁ、4台の業務用Hi-Vision…
 一度NTSにお邪魔してデモを見せて頂いたんですが、偏光レンズ付きメガネをかけなきゃいけないものの、映像の立体感は確かに良かったです。サンプル映像の珊瑚礁が「魚クン」の案内だったのも印象的でした(笑)。



 さて肝心の内容はどうだったのでしょうか。私の個人的な感想になりますが、「見た目はカッコいい」。照明やオブジェを使った演出はたしかにカッコいいものでした。そう、ヴィジュアル・デザインは良。ただ、時間軸を加味した上での構成を考えると、まだまだ検討が必要だったと思います。映像映りはいいが、芝居を観ていると、たるい、もしくは疲れる、という感じでした。

 ただし今回一番しっくりこなかったのが、終わった後スタッフ同士が「この舞台が出来てよかったね!」と言い合える関係であれたかどうか、という点。ずっと裏で誰に感謝されるでもない雑用をこなしている制作チームや、悪い段取りに振り回された役者・奏者たちは、果たして良い気持ちで舞台を終えられたんだろうかと、そういう点が心配でならないです。仕事として十分な給与でもあるならいいですが、ほとんどボランティア精神で参加してくれている人達への配慮は、はたして適切だったのでしょうか。
 加えて、本番3日前にはじめて芝居の様子を見たであろう外部から来た舞台監督さんが、誰よりも全体の進行を把握していたというのは、舞台監督さんへの尊敬の念とともに、中心メンバーに対する舞台を創る人間としての不信感を抱かざるをえませんよね。私は練習にも何度か顔を出してましたが、会場入りしてなお続く段取りの悪さには、横で見ていて残念な気持ちでした。

 やっぱり、「他の人達が大切な時間を自分に捧げてくれて、自分がやりたいことに付き合ってくれている」事への感謝の気持ちって、ものを創ったりプロジェクトを動かす人物には絶対に必要だと思います。

 それにしてもあの舞台監督さん、さすがだわ。仕込み・本番の段取りのみならず、かなり限られた時間での(しかも相当ややこしい)撤収作業まで段取れるとは。本来の搬出トラックに加えて、撮影・録音の中継車まで来ていたから、正直とても心配でした。無事に終わったのは、舞監さんの力が大きいと思います、ほんと。こっちの力量が完全に見透かされているようで、しゃべるときちょっと緊張してしまいましたが(笑)。

 役者、奏者、スタッフの皆様、ほんとお疲れさまでした。
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by Sterun-schnuppe | 2008-02-05 12:14 | Music & Art