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 Jugendseminarには温室もあり、主に野菜とハーブが育てられています。その中に葡萄もなっていて、ある日の担当はこの葡萄狩りでした。
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 葡萄狩りというと何やら観光ついでにやってるイメージがありますが、実際にやってみると思うことも多い。枝が思いのほか複雑に絡んでいて、目的の房を切る取るだけでも面倒だったりします。
 とりあえず、2時間での収穫がこんなもんです。
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 ここから先は、現実を知りたい方のみお読みください。

 葡萄といわれてイメージするのは、あの綺麗に粒が揃った葡萄の房ですが、現実はなかなかそうもいきません。実際の姿としては、こうなるのも珍しくはないようです。
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 見ての通り、大部分が菌に食われています。房を切り落としただけで、無数の胞子が飛び出す状況でした。せっかく育ってきた菌には悪いですが、やはり気持ちのいいものではありません。

 湿度の高い温室の中というのは、菌類にとって最高の条件だし、しかも水分を豊富に含んだ粒ですから、当然といえば当然です。どういう条件で変わるのかは分かりませんでしたが、房の半分以上がこうなっている枝もありました。(逆に殆ど痛んでない房だらけの枝もありました。) 今日の収穫のうち、1/4~1/3ほどが菌に喰われていたと思います。
 大切に育てていた葡萄がこうなってしまうようでは、農薬を使いたがる気持ちは良くわかります。私はこの日初めて見た葡萄だったのに、それでもやはり気持ちのいいものではありません。それが丹精込めて育ててきた葡萄だったら、やはりやり切れない気持ちになるんではないでしょうか。

 農薬なんて使っちゃぁダメだよ!と本気で言うには、結構ちゃんとした決心が必要なのかな、なんて思いました。
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by Sterun-schnuppe | 2006-08-31 14:00 | Jugendseminar
 学校生活が本格的に始まりました。
 ここらでちょこっと現場の状況をお伝えしましょう。

 初日・月曜日に、さっそく森へ行きました。トラクターの荷台に乗って。
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 午前中まるまるかけて、みんなで薪を作りました。既に小さく切って乾かしてあった木を、ナタでカチ割る。これが意外と難しく、どうにもナタが真っ直ぐ当たらない。しかし思いっきり振り落とさないと割れなかったりして、苦戦しました。(横では細木の皮剥ぎをやってるグループもいました。) この後は右手がろくに使えませんでしたね。
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 そして木の切り倒しに挑戦。以前にも切り倒しをしたことはありましたが、2人で使う長い鋸(のこぎり)は初挑戦でした。良く見ると芸工祭Tシャツを着てる人がいますね。
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 これからも時折passfinderでの報告をやっていきますのでお楽しみに。
 日々の記録は日記に書き綴っていきます。
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by Sterun-schnuppe | 2006-08-30 04:10 | Jugendseminar
 ちょっと記事が前後しますが、ハンガリー旅行記です。

 今回は人生で5度目、最近でも4度目のハンガリー滞在なので、もはやブダペスト観光など意味を成しません。列車でブダペストについてそのまま、いとこ達とともに田舎の家へと向かいました。(叔母の旦那がハンガリーの人で、いとこ達も2/3はハンガリーに住んでます。) ちょうどオランダへ行っている同い年のいとこも帰ってきていたので、一家勢ぞろいでした。彼とは久々に会ったので、話も結構盛り上がりました。オランダで自転車タクシーをやっているので、その辺の話を色々聞けました。
 家の中で日・英・洪牙利語が飛び交う姿は、なかなかおもしろかった。

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 さて今回の主な目的は、ブダ王宮である「職人の祭り」です。毎年8月の中旬にやっていて、ハンガリー全国から様々な工芸職人が集まってきます。翌日さっそくブダペストへ出て、見物にいきました。

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 王宮のふもとの入り口から中まで、ブースが立ち並んでいます。布、皮、木、陶器、金属など多種多様。その場で鍛冶仕事をしている人もいました。

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 実家の幼稚園の園長と一緒だったのもあって、ついつい「こういうのなら幼稚園でも作れるんじゃない?」「こういうの作って子供たちにプレゼントしたら素敵かも!」という視点で見てしまいました。玩具とか木製食器とか特に。

 私が行ったのは初日だけですが、8/17木曜~8/20日曜の4日間の開催でした。


 ブダペストは、ドナウ川西側のブダと東側ペストの合成語なんですが、初めてブダ側を探索しました。目的地を決めずとラムに乗ってどこまでも。初めて見る景色の多さに、結構驚きました。
 ちなみに足だけは川に浸かってきました。泳ぐには冷たい…


 土曜日に友人と共に、友人の知り合いの木工職人の作業所を訪ねに列車で田舎へと移動しました。友人がヴァルドルフ学校時代に学んでいた先生でもあるそうで、今でも椅子や机などを作っています。家に入ると海パンにTシャツ姿で「うへぇっ」と思いましたが、人柄の良いおじさんでした。「ここは毎日が休暇だよ」とか言ってました。私はハンガリー語は全くダメなので通訳してもらわなかった部分の会話の内容は想像の域を越えませんが、まぁ言語ってのは日本語同士でもお互いの想像の中ですし、そんなもんですよね。
 工房の中を見学しつつ、思い切って聞いて見ました。「この仕事で生活に十分なお金を手に入れるのは、大変なんじゃないですか?」
 「それは出来るんじゃないかな、と今では思っているよ」という返事が返ってきました。純粋に制作をしながら/好きな事を仕事にしながら生活をするのは、厳しいだろうなぁと思っていた私には、ちょっと励みにもなります。まぁ「ここに住むなら」という条件も、結構重要なんだと思いますが。

 翌日、職人の祭り最終日。毎年恒例のイベントで、この日は王宮前のドナウ川が大変な騒ぎになります。そのイベントとは、なんと航空ショーです。最初はヘリが国旗とEU旗をぶら下げて登場。そして旧式戦闘機が登場。さらに… ご覧ください。王宮の間近を飛行機が低空飛行しています。しかもこれ、MALEVって会社の普通の旅客機!
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 さらに3機のプロペラ機が、やってくれました。
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 テクノの音楽をBGMに空を舞う航空機。さらにPAには途中、オペレータとパイロットの無線交信が混じり、臨場感が倍増! なんかよくわかんないけど、かっこいい!

 その後は小型戦闘機での水面ぎりぎりでのレースが行われ、橋の下をくぐる有様だったらしいです。こっちは時間がなくて見てないんですが。


 ブタペストを後にし、今度は友人の田舎Kestölcへ。もう家族全員と顔見知りなので、ついつい何気なく行ってしまいます。ここの両親、子供の教育のためにブダペストから片田舎へと居を移したというから、偉いと思います。
 家のだだっ広い庭で、煮込み料理を作りました。たっぷり野菜を焚き火で煮込む。初めて見る野菜もありましたね。ちなみに料理の指揮をとっていたのは、別の友人の父、芝居小屋の音響技師でした。

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 ちょうどこの日の晩は嵐で、料理中から雨が降りだしました。そんなわけで、そこのケラー(倉庫)の中で食べることにしました。(ちなみにブダペストでは大変な嵐だったようで、死者も出ていた、という話です。)
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 毎回のことではありますが、現地の普通の家に泊まったり、引っ越し(家の片付け)を手伝ったり、草原の真ん中で料理したりと、かなりディープなハンガリー体験になりました。やっぱりね、観光より楽しいですよ。


P.S.
無事Engenでネット開通しました。
通信速度はむしろ速くなった(笑)
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by Sterun-schnuppe | 2006-08-27 22:24 | Report (Ausland)
 ハンガリー旅行記に先立ちまして、速報です。昨日ついにEngen(エンゲン)へ引っ越しました。これからの私の拠点となる町は、こちらです!
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 Engenは、ドイツ南部のボーデンゼーから少し北へいったところ。Donaueschingenとの間にあります。小さな丘の町で、「メルヘン」ってこういう感じだったよな、ていうところです。こちらでは、これが日常ですけどね。

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 そしてこれが、私が学び暮らすことになるJugendseminar Engenの入り口です。今季は学生24人と職員達が共同生活をしながら、可能な限り広範囲の「実体験をともなった学び」をやっていきます。

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 そして、これが私の部屋です。半数以上の人は二人部屋での生活なのですが、偶然にも一人部屋が取れてしまいました。木目の気持ちいい、広々とした良い部屋です。しばらく休んで、すっかり気に入りました。

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 部屋からは町も見えます。写真は、駅の方を見たところ。眺めも良くて、方角からして日の出が見えるので、毎朝の気分が良さそうです。


 さぁ、新生活スタートです。


-おまけ-
志望理由として、こんな文章を書きました。
Als ich an der Universität war, war mein Fach Akustik. Denn ich wollte eigentlich Sound-Designer werden. Aber ich habe dort noch viele Dinge gelernt.

Meine Universität hat 5 Fache; Acoustic Design, Industrial Design, Visual Comunication Design, Environmental Design, und Art&Information Design. Deshalb hatte ich viele Freunde von anderer Fächer.
Weil wir diese Fächer hatten, konnten wir einige Theaterstücke mit eigenem Hand plannen und bauen. Mit original Bühnenbild, original Film, original Musik, original Lichtplan, original Kleidung, usw. Gesamt 7 Stücke habe ich in 3 Jahre gemacht.
Und ich habe noch über 4 Theaterstücke und Kultur-Feiern mit dem Bürger auch geplant und gemacht.

Was ich gelernt habe, ist: Man kann nur mit der Leute gut plannen und denken, die auf anderem Standpukt stehen. Wenn man nur ein Fach hat, kann er wirklich gute Dinge nicht produzieren.
Eigentlich braucht man andere Kultur.

Ich habe gedacht, dass das wirklich wichtig ist. Aber manche Leute vergessen diesen Gesichtspunkt (Ich war auch so.). Ich brauche Kenntnis und Erfahrung, um andere Kultur zu verstehen. Denn ich bin noch kenntnislos und erfahrungslos.

Und warum Anthroposophie? Weil die eigentlich selbstverständlich für den Mensch ist. Und weil die ist, was der Mensch vergisst.
Ich möchte produzieren, was für den Mensh wirklich gut und wichtig ist. Natürlich ist es mir noch nicht klar, was Anthropsophie ist. Aber ich denke, dass es mir wichtig ist, Anthroposophie zu lernen und verstehen.
Im Jugendseminar kann ich leren, nicht nur mit der Bücher sondern mit dem Körper und mit dem Natur.

Aus diesem Grund möchte ich im Jugendseminar lernen.
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by Sterun-schnuppe | 2006-08-26 20:28 | Jugendseminar
 一泊二日の旅程で、Ulm(ウルム)に行って来ました。

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 せっかくウルムに行くなら、どうせなら2日行程にして、途中の町にも寄っていこうと考え、ボーデンゼー湖畔のKonstanzに行くことにしました。よってFreiburgを出たのは7時半。起きたのは5時半でした。

 まず向かったのはBasel。以前Trossingenに向かったのと同じルートです。ここからSingenを通り抜けて、Konstanzへと向かいます。あいにく天気は悪く、途中雨が降ったりもしてましたが、ライン川沿いには突然きれいな町並みが現れたりもするので良い。

 Radolfzellで乗り換えて更に進むと、右手にボーデンゼー(湖)が見えてきました。ここは二股にわかれたボーデンゼーの間の陸地で、意外と長い距離を走ります。最後に小さな橋を渡って、Konstanzの駅に着きました。

 出発前からMeersburgに行こうという話をしていたので、ここでバスに乗り継ぎ船着場を目指します。船着場までは15分ほど。ここからはフェリーに乗り継ぎです。
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 フェリーが意外と安く、往復で4Euroかかりませんでしたね。肌寒かったので中でコーヒーを飲みながら持っていってたクッキーを食べていると、あっと言う間にMeersburgに到着しました。
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 ここで問題発生。久々にヘマやらかしました。なんとなんと、カメラの交換用バッテリーを忘れてしまいました。使用中のバッテリーは切れ掛かっていて赤が点灯中。しかも悪いことは重なり、充電器を持ってきていない。2日間の旅程に、これでは確実に不十分。さすがにこれは、へこみました。連れが慰めめてくれたけれど、しばらくへこんでました。おかげで翌日まで、ものすっごくチマチマと使う羽目になりました。いつ切れるとも知れぬバッテリーとともに。

 またMeersburgが綺麗な町で、余計にへこむ。「おいしい御飯でも食べて、機嫌をなおそう!」ということでレストランへ。シュニッツェル(とんかつ)と魚のフライを2人で注文。これがたしかに美味しかった。湖の見える丘のレストランで、おいしく頂きました。
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 ちょっとだけ時間があったのでKonstanzに戻り町中を歩いていると、偶然ゲーテの知り合いに遭遇。お互い2人組でこんなところで遭遇するとは、世間は狭い。


 その後はUlmに直行。途中Engenを通りました。月末からはここに住むんだなぁ。でUlmに着いたのは夜8時頃、宿を見つけて夕飯を食べに行き、ゆっくり過ごしました。


 翌朝、やはりUlmなので登りました。ミュンスターに。

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 Ulmのミュンスターは、世界最高峰なのです。ケルンの大聖堂を抜いて、高さでは世界一。塔に登るための料金も、高めの4Euro(笑)。まぁ高いだけで、そんなに景色がいいかというと、それほどでもないんですがね。でもやはり足にきます。降りる途中から、ひざが笑いはじめてました。

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 雨が降ったりやんだり、落ち着かない天気でしたが、町中を歩き回りました。ちょっと町をはずれると村みたいな景色が現れたり、予想に反して「大きな町」というイメージはありませんでした。
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 Ulmもドナウ川沿いの町なので、やはり魚料理が美味い。ちょうど日が出てきて、レストランの外のテラスで食べてました。

 町中のデパートで、おもしろい展示がありました。素のマネキンを世界各国の子供たちに預けて、好き放題デコレーションしてもらう、というもの。仕上がったデコ・マネキンと国名とを照らし合わせると、なるほど、という部分も多かったです。

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 中国西部の母屋街のような町並みも。

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 ぬめっとした概観の、謎の教会。



 UlmからFreiburgまで、直行でも3時間。やはりそれなりに距離はあります。もうちょっと居たい気もしましたが、夜に帰り着くためには出発しなければならぬ。

 UlmからFriedrichshafenへ南下し、ボーデンゼー沿いにSingenへ。さらにBaselで乗り継いでFreiburgへと帰ってきました。やはりライン川沿いの車窓は良い。
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by Sterun-schnuppe | 2006-08-11 19:17 | Report (Deutschland)
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 メーアスブルクと

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 ウルムに行ってきました。


 記事はまた書きまーす。
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by Sterun-schnuppe | 2006-08-08 01:21 | Report (Deutschland)
 掲示板、日記でも書いてましたが、静岡県の浜松科学館プラネタリウムで私の作った音楽がBGMとして使われることになりました。使われるのは

・"Flower of the Universe / 時空の花"
・2研企画"cue"公演・最終幕 ピアノ即興曲 (再録音・編集版)

…の2曲です。(新録音の音源については、後にWebSiteにも追加いたします。) 現場で仕事している友人の計らいで、夏休み企画の投影番組に使用する曲目のひとつとして採用していただきました。さぐち殿、重ね重ね感謝です。

 純粋に一般向けの場所で私の音源が使われるのは、恐らくこれが初めてのことです。普段より多めに責任感を感じつつではありますが、やはり嬉しいなぁという気持ちが本音です。張り切って、コンサート終わったのにまた深夜の学校で録音作業やってました。

 ドイツに来てから自分の作品を発表する機会が増えて、その(特に生の)反応を見ていると、中3の時に音に目覚めた直感はやはり正しかったのかなぁと思います。
 あとは、願わくば人脈がもっと広がっていくことでしょうか。もちろん作曲の腕も上げなきゃいけません。でも、やはり自分の感覚はかなりの精度で正しいものなんだと思えてきました。最近は色々いいこともあるし。


 なお、プラネタリウムの夏休み企画の投影番組は、8月下旬までの期間でやっています。番組の解説担当者によって使用曲が変わるらしいので、どの日に使われるか詳しくは知らないんですが(笑)、うちの音源たちが良い仕事してくれるのを期待しております。

 以上、報告でした。
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by Sterun-schnuppe | 2006-08-04 23:07 | Report (Japan)
ナマケモノのなまけぶりを確かめる
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by Sterun-schnuppe | 2006-08-02 21:08