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新作 Flower of the Universe の公開をはじめました。
ヴァイオリンが本当にきれいですよ。
80kbpsの圧縮でも、輝きは失ってません。

↓こちらへどうぞ。
:: Werkstatt ::
Webの方にコメント書き残していってください。


明日から旅に出るので、更新はしばし停滞です。
ルーマニア、だったかな。
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by Sterun-schnuppe | 2006-05-29 17:27
します。ごめんなさい。

 コンサート録音の編集で、今回はどうしても手術せねばならぬ部分が2箇所ありました。明らかに「問題あり」と判断される大きくて耳障りなノイズ音が2つ、片方は会場からの環境ノイズ、もう片方は携帯電話の電波による信号ノイズでした。

 いま使っている機材はどれも業務用には程遠いもので、特にケーブル類は3軸(キャノン)タイプなんか持ってないので、もともと電波ノイズには弱いのです。2ヶ月に1回くらいしか定期的には使わないものを(しかもあと何回使うか分からないものを)、個人負担で、業務用を買うのはしんどいので、これは勘弁してください。
 さらに編集もフリーソフトで頑張ってます。コンサート録音は基本的に全て"Kristal"を使っていますが、やはりSteinberg岩山さんとこの”Cubase”とか"NUENDO"のような業務用ソフトの能力には程遠いものがあります。4万4千分の1秒単位の編集はできないし、また録音が2chとはいえ、ミキサー・オートメーションがないのは、それなりにしんどいです。あと懐かしの、タイムラインから上下にマウス・ドラッグするだけで分・時間単位から1サンプル( 1/44,100秒)単位まで一気に拡大・縮小できる機能、あれほんと便利でしたよ。

 そんな中での大手術でした。いわば臓器移植でした。直接ノイズを消せないので、その部分を他の録音に差し替える作業が必要でした。

 環境ノイズの方は、良かったんです。本番直前の練習を偶然にも試し録りしてて、会場もマイキングもほぼ本番通りだから、全く違和感なく差し替えられたんです。誰が聞いても気付かないくらい完璧な手術でした。編集環境を踏まえずとも、もう申し分ないと思います。

 でも問題は信号ノイズの方でした。そっちはゲネプロの録音しかなく、しかも音質や残響をいじったり丁寧に編集してしまった後のデータしか残ってなくて、明らかに響きが違う。
 それでも最良を目指して手術を始めたのですが、しかし曲目と演奏の都合上どうしても2つの録音(スピードや音色、バラつきなど)が一致せず、切り継ぎの場所選びがとんでもなく難しい。
 さらに音質の違うもの同士をつなげるから、どうしてもゆっくりクロス・フェードする必要があるのは分かってもらえるでしょうか。けれどミキサー・オートメーションがないから、2つのデータ自体のフェード・アウト/インの調整で合わせるしかない。だが困ったことにKristalのフェードは若干のクセがあるので(カーブの調整もできません)、どうしても違和感が残ってしまう。

 何十回もタイミングとフェードを調整して結構ねばったんですが、残念ながら、手術痕が残ってしまいました。非常にくやしいですが、無理でした。「耳障り」が「違和感」だけになったんだから、編集前よりは良くなったと思うんです。でも非常に非常にくやしいです。そして、ごめんなさい。


 せっかくの機会なので改めて言ってみましょうか。

 …お願いですから、本番中は携帯電話の「電源を」お切りください。
 マナーモードじゃ不十分なんです。
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by Sterun-schnuppe | 2006-05-29 17:23 | ひとりごと
 現場終了です。水曜日は恒例のゲーテ・コンサートでした。

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 録音の編集もほぼ終わり、コンテンツの制作も終わり、あとはCDに焼き込むだけです。ただ今回はコンサート自体が長かったので2枚組仕様となり、単純計算で焼く枚数も2倍(笑)。配布までの時間に余裕があってよかった。


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 さて本番。私の出番は最初でした。

 まだ会場がざわついてる中をスタッフの振りして何食わぬ顔でピアノを準備しつつ、おもむろに座る。19時開演だったので、「19時!」ってドイツ語で叫んで教会の鐘(時報)をピアノで真似しました。
 「何が始まったんだ?」と困惑する客をよそに、勝手に進行。相方が登場し、曲が始まるかと思いきや、今度はピアノが「ドレミファソファミレド」だけを奏でる。ヴァイオリンがそれを真似して、1曲目開始。その「ドレミファソファミレド」の繰り返しだけで作った短い曲でした。かつて大学1年の時に伝説のガラクリ・ライヴで披露した曲から最後の部分だけを引っ張り出して、Piano+Violinでやりました。
 ヴァイオリンの調弦をし、いよいよ新作発表。やっぱり緊張はするもので、手先や脇腹がしびれてきましたが、大きなミスもなく7分の演奏を無事に終えました。あぁヴァイオリンの音ってこんなに綺麗なんだ!と、今回の制作を通して初めて心から思いました。(曲のデータは、早ければ月曜日に公開いたしま。)

 そうしてようやく、司会者が開演の挨拶。

 今回登場したのは、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、トロンボーン、声。楽器のバリエーションこそ多くないけれど、曲目は多彩でした。即興曲やら民謡やらオペラ曲やら何やらかんやら、演奏時間だけでも80分超ながら、飽きさせないプログラムに仕上がってました。
 歌の人はうまかった。2人いて、一人はクラシック!な声楽なんだけど、風邪ひいて調子悪いといいながら、それでも上手い。もう一人の歌った民謡は、彼女の母国語(台湾)だからというのもあるんだろうけど、のびのびしてて心地よかった。演奏会の締めを飾るにふさわしかったように思います。


 毎回思うんですけど、やっぱこういうイベント事って楽しい。会場準備の仕切りから仕込み、司会との打ち合わせ、作曲、演奏、録音、CD制作などなど仕事が多くなってしまいましたが、大変というよりは、やはり楽しい。
 表方はどうにも慣れませんが、やはり裏方をやっていると血が騒ぐ。いろんな制作ごとも、やはりつらい部分が多いが、最終的には楽しい。

 2研とか劇部とかクリパとか0研とか、映像・舞台制作をする感覚を懐かしんでしまいますね。また仲間でやりたいです。それぞれ腕が上がった頃、それぞれ新しい人脈を持った頃、またみんなでやりましょうやー。
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by Sterun-schnuppe | 2006-05-26 23:26 | Report (Deutschland)
 前述しましたが、8月から一年間、学校に通うことにしました。通うのは Jugendseminar(ユーゲントゼミナール)というところです。HPはこちら日本語版)。

 HP見たらわかるんですが、何やってるか良くわかんないんですよね(笑)。学校って言っても、大学でもなければ、専門学校でもない。なのでちょっと解説を加えておきます。といっても私自身、HP以上の知識には乏しいので、詳しい話は実際に行ってから体験レポートとして掲載することにしましょう。

 JugendseminarはEngenという小さな町にあり、EngenはBodenseeとDonaueschingenの中間くらいにあります。Freiburgから東へぐぐっと行ったところ。列車で最短2時間はかかります。学生は全部で20~30人程度のようで、学生も教職員も同じ場所で暮らしています。全寮制というのか何というのか、まぁ生活の中に学びがある、ということです。

 学ぶ内容はというと、これまた広範囲で掴み所がない(笑)。農業や天文もやりながら、演劇や彫刻や絵画もやり、牛の世話や農作業などもやる。(一泊二日で見学に行ったときも、翌朝に温室の農作業をやりました。自分で摘んだ野菜が食卓に並ぶってのも、いいもんです。)
 当然こんだけの範囲を一年に込めているのだから、どれも本格的な事まではできないでしょう。でも、あらゆる方面への導入として、僕は期待してます。前にも言ってましたけど、色々なことを知っているからこそ専門知識は生きてくると思うので、生活まるまるを学びにするのは意味深いと思います。ま、やってみます。

 以前の記事で「ドイツへ渡ることを考えた頃の、その最初の目的へと足を戻します。」って書きましたけど、それについて言及しておきます。学校で学ぶことのひとつ、そして学校の基礎的な部分をなす「アントロポゾフィー」ってのがありまして、これがその「最初の目的」なんですね。日本語化するならば「人智学」なんて言ったりもします。ルドルフ・シュタイナーって人が提案した人間に関する分析のこと(正確な定義は省略)で、教育や医学、建築、芸術など、様々な方面に応用されてます。
 Anthroposophieという名前自体は昔から知ってたんですが、芸工大で芸術工学なんてのを自分なりに深めていく中で、これは知っておかにゃならんなと思ったのでありました。いちおう文献は少し読んでいたのですが、なにぶん客観的な論理を超えた主観的な感覚(あるいは超感覚)の領域を多く含むので、実感や実体験なしには理解し得ないと思ってます。それもあって、じゃぁ発祥の地ドイツへ行ってしまおうと考えたのでした。あれがたしか、2004年の12月。一年半もかかったか(笑)。
 余談ですが、Anthroposophieは理解しただけでは意味がない/実際に何かを具現化してこそ意味がある、とするあたり、私が感じた「芸術工学」と似てる心意気がして共感できます。小池新二さんは、本当にどんな世界を感じていたんでしょうか。

 そういうわけで、自分なりに「芸術工学」の続きを突き進んでみようと思います。この話の続きは、おそらく現地から。
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by Sterun-schnuppe | 2006-05-22 18:31
 ドイツ人は車好きだそうですが、
 こういうのを見つけると、ちょっと楽しくなりますよね。

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 トヨタ・左ハンドル・ハイエース。何年製でしょうか。

 持ち主はごく普通のおばちゃん。これで朝市に出店なさってました。
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by Sterun-schnuppe | 2006-05-20 16:21 | Report (Deutschland)
 Flower of the Universe
 Blume des Universums
 時空の花

 もうすぐ発表する曲がほぼ仕上がって、この前初めて相方のViolinistと合わせをし、せっかくだからと試しに録ってみた録音を聴き返してたら、こう、なんとも言えない、本当に深い充実感を覚えました。本当に気持ちが良くて、何十回も聞き返していました。
 無理やり言葉にするならば、んー、なんというか、宇宙の真理を掴んだような、そんな感じ。なんかこんな言葉では変なオカルト染みた響きがするけれど、そんなんでは全くなく、本当に純粋に、こう、なんというか、難しいな、でも、そんな感じ。自分の中がひとつになるような、体の中に宇宙があるような、んーやっぱり難しいな、でも、そんな感じ。言葉にしがたい感覚なのだけれど、でもそれをハッキリと感じました。(だから毎回悩みの種になる曲名決めも、今回は即決。強いて言えば、せいぜい訳語を探すのに困ったくらい。)

 実は、主なフレーズは以前からあったものを使っていて、今回やったことと言えば、全体の構成をし、足りない(と感じた)部分を考え、ViolinとPianoに振り分けたくらい(とはいえ構成には相当悩んだが)。でも、これも不思議なんだけれど、自分にとっては今までに聞いたことのない音に感じるんです。音、というか、完成した作品全体のイメージが、でしょうか。たしかにViolinを使うのは最初なんですが… 信じられないですけど完璧と思えるくらいの完成度を感じます。誰がなんと言おうと、自分にとっては100%以上の完成度です。最高の演奏をしようものなら、軽く200%超えます。

 世の中にはこういう幸福感もあるのかと驚きつつ、それを感じられた自分はきっと幸福なんだろうなぁと思いつつ、名演奏をしてくれる相方Violinistを始め、直接・間接に影響を受けてきた/関わってきた様々な人・物すべてに感謝したい気持ちです。自分以外の人にとって、この作品がどんな印象をもつものなのか、まったく予想のしようもないけれど、自分にとっては、そんな大切な意味合いをもつものになったので、今回は自己満足だったとしても文句ないです。

 みなさん、ありがとうございました。2週間以内には音源も公開します。

 本番まであと一週間。200%超えが出来るよう、腕を上げよう。
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by Sterun-schnuppe | 2006-05-17 19:15 | ひとりごと
 独学って、意外と捨てたもんじゃないと思います。何処にも属さず学校にも行ってない人ってのは、世間的に(特に日本では)マイナスに見られがちですが、熱意をもって望むならば、その効果は学校での勉学を凌ぐことも十分にありえます。実際、各方面の著名人の中には、独学で名乗り出た方々も少なくないようですし。


 私の写真は全て独学で、写真雑誌すらろくに読んだこともありません。最初にカメラを買うときにマニュアル制御できるのを選んで、実験しながら仕組みを学んだだけです。とはいっても、普段は自動制御でやってもらってますが。構図の取り方も、自分で何度も実験しながら身に付けていっただけの話です。(そのかわり、自前のカメラを手にしてからの4年間で撮影枚数は累計2万枚くらいだと思いますが。フィルムだったら金かかりすぎてたでしょうね…) まぁとにかく、自分の勘でやってきたわけです。
 それでも、そこそこ人に気に入ってもらえる写真は撮ってきました。

 私の音楽関係の技術は、高校時代に2年間ピアノ演奏&作曲理論を学んだ以外は独学です。(正確には大学でも1年間その授業がありましたが、特に意味はありませんでした。) そういうわけで最初に深入りしてから累計8年間、現場経験も併せながら学んできましたが、上記の2年以外で専門教育を受けてはいません。まぁとにかく、自分の勘でやってきたわけです。
 それでも、そこそこ人に気に入ってもらえる音楽は制作してきました。

 以上2点について、私は自信を持っています。


 ここで書き終えたら、ただの自慢話ですが、続きがあります。先日、仲のいい友人が私の音楽制作について非常に重要な指摘をしてくれました。とても身に染みたので、ここにも書き記しておこうと思います。

 「センスはいい。だが幅がない。悪い言い方だが○○(ある音楽人)より狭い。」

 反論の余地がないです。ごもっとも。自分の最大の欠点はここにあるんだと思います。独りよがりでやって来たツケです。作ってきたものは、それなりのレベル以上に達している。けれど、作れる範囲はたしかに狭い。
 あと自分でも把握しているけれど、演奏技術はど素人並です。大抵のピアノ曲(や練習曲)は指がからまって弾けません。ど素人でも感動する演奏ができる曲はありうる!を原点にやってきてたら、いつまでも自分の演奏力が伸びてなかったって話です。


 音楽の話だけをするわけではないですが、これが独学の負の部分なのかなぁと思いました。熱意があれば先へは進めるが、自分への客観的な姿勢を失いやすい、ということが。自分の世界を築いていける半面、そこから逃れられなくなる危険をはらんでいる、ということが。
(もちろん、それを知ってて独学でも広範囲まで勉強する「本当に」才能ある人も、いると思います。私はそれ程の人物にはなれそうにないです。)

 だから学校であったり、関わったことのない人物であったり、自分にはなかった価値観や考え方の中に自分自身を投げ込んで、凝り固まった自分の価値観・考え方を一度は解体してしまう必要があるんだと思います。「必要」は言いすぎだとしても、その意味はきっと深い。
 そしてもう一度自分なりの体系を築き上げるとき、それまでより一層深まった態度や方法論で、制作や思索(あるいは生活そのもの)に臨めるんだと思います。

 早く気付いて、早めに処理しないと、
 後で大崩壊を起こしたときにはもう、立ち上がれなくなってしまうんでしょう。

 自分の理論に自信を持ち始めた頃が攻め時でしょうか(笑)。


 こういう心境の変化があったからなのか、8月から1年間、学校に通うことにしました。「え?なんの学校?」という疑問には、近々お答えします。簡単に言うと、ドイツへ渡ることを考えた頃の、その最初の目的へと足を戻します。


P.S.
独学って、独逸(ドイツ)で学ぶって意味は、

ないですよね。
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by Sterun-schnuppe | 2006-05-15 17:32 | 考えること
今回は写真だけで・・・

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by Sterun-schnuppe | 2006-05-10 19:44 | ひとりごと

と言いますが、


ためしに急いでみると、


あれよあれよと話が進み、


段々こっちが急がされてくる気がします。



それもまた、よきかな。 (謎)

とか書いていたら…
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by Sterun-schnuppe | 2006-05-04 23:15 | ひとりごと
べんきょうしなきゃ

なりませんな


・・・と

あらためておもいました
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by Sterun-schnuppe | 2006-05-04 01:58 | ひとりごと