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 有名なサイトですけど、今更ながら、改めて紹介したくなりました。


WIKIMEDIA project


「地球上の誰もが自由にアクセスできる、全ての人類の知識の集合を想像してみてください。私たちのプロジェクトは、まさにそれを作ろうとしているのです。 」


 世界人類が作り上げた、世界人類の知恵の結晶・・・ 上の一文だけで、ドキドキしてしまいました。さらに、登録されている言語の一覧を見て、もっとドキドキしてしまいました。私も百科事典Wikipediaは頻繁に使っていますし、いま調べてることがあってWikibooksも使い始めました。他の様々なプロジェクトにも、非常に興味を惹かれます。

 実際には全ての人類がネットワーク上にはいない、という現実はあります。それに関連して様々な問題もあると思います。しかし、そんな事をすっとばして素晴らしいプロジェクトだと思うのです。財団や各プロジェクトの説明文や、記事の節々の文章・構成に、何かこう、本能的な部分で興奮してしまいました。お金はなくても知識はある!って人でも、世界中の誰もが存分に協力できるってのは、本当に凄いですよ。

 なんか、こういうのが実現できてるってのが、本当にわくわくします。将来きちんと収入を得られるようになったら、ぜひ寄付したいと思います。
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by Sterun-schnuppe | 2006-02-27 21:22

 なんか最近ジャラいやつが町中をうろついてます。





写真とは関係ないですが
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by Sterun-schnuppe | 2006-02-27 18:39 | ひとりごと
 っしんげん-Trossingenに行って来ました。どこだよそれバカ知らねーよって言われれば、まぁそれもそうですね。簡単に周辺地図を描いておきましょう。
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 これ、ドイツ南西部です(省略しまくりですが)。Offenburgから更に北に行くと、芸工大の提携校・カールスルーエ工科大学のあるKarlsruheがあります。友人が2人住んでます。でTrossingenは、ネッカー川の上流にある小さな町です。こっちで知り合った友人がここの学校に通っていて、興味本位で押しかけてみたわけです。

 んでまぁ、せっかく行くのなら、ということで、無理やり遠回りで行きました。1人17Euro(5人25Euro)で州内1日乗り放題の券があるので、久し振りにぶらり旅をしてみました。


 まずは南へ進み、Baselへ。バーゼルという町は、ドイツ・フランス・スイスの3国の国境上にあり、駅も3つ。うち「Basel Bad」はドイツ鉄道の駅で、ここまでならパスポートなしで行けます(「Basel SBB」はスイス国鉄)。
 乗り換え時間が少しあったので駅前に出てみようと思うと、何やら「Zoll(税関)」の文字。そう、駅はドイツでも、町はすでにスイスなのですよ。パス・チェックは問題なく通りましたが、警察に「どこに行くんですか?」と聞かれる。いや~どこって言われてもねぇ… 何も考えていなかったので、困ってしまいました。まぁ問題なかったんですけど。
 当たり前ですが通貨はCHF(スイス・フラン)。売店も全部CHF。かと思いきや駅の自動券売機(DB)はEuroのみ。どうなってんでしょうね、ここらの生活は。
 スイスに入るにはパスポートを確認されたのに、ドイツには「する~っ」と戻れてしまいました。どうなってんでしょうね、ここらの生活は。

 さぁここからが目的。ライン川沿いを上流へ登る!

 よさげな場所があったら降りようとだけ思いながら、ディーゼルカーで川沿いを走る。同乗していたうるさい中学生(?)の集団が降りてからは、それはもう優雅な旅ですよ。天気がいいのも相まって、景色が綺麗でした。光り輝くライン川に、豊かな緑。時折現れる美しい町。いいですね~。来た甲斐があるってもんです。

 と突然、巨大な煙が立ち昇っているのを発見。近づいてくると、それは巨大な煙突から出ていました。これが気になって、Waldshutという町で降りることにしました。

d0014524_194703.jpg これがその煙突です。豊かな大自然の中に突如現れた巨大な工場。スイスだな~って思ってしまいます。スイスって怖いですよ。小国のくせに銀行&化学工業で金持ってます。未だにEUにも入らない。さらに、日本の○○県サイズの中に4言語ですよ?同じ国の人同士で言葉が通じないって、日本人の私にはわけが分かりません…


 さてWaldshutの写真をどうぞ。
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 昼ご飯も食べて気をよくした私は、一気にDonaueshingenへと進みました。ここドナウエシンゲンは、ドナウ川の由来の町。「ドナウの泉」なるものが、ここの宮廷にあります。ちなみに地理学上のドナウ水源は別の町らしいです。
 特に何ってわけでもないんですが、綺麗な町でした。

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 いまヨーロッパ地図を見てたんですが、ここからドナウにのっていくと、オーストリア、スロヴァキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア・モンテネグロ、ルーマニア、モルダヴィア、ウクライナ(多いな)を通って黒海まで行けるんですね。長い川だなぁと思うの半分、こんだけの国々が密接な関係にあるんだよなと思うと、日本人とヨーロッパ人(というより島国以外の国)での「国」の概念って、結構違う気がします。

 何度か行きましたけど、ドイツ<->フランスなんて徒歩で悠々と行ける「目と鼻の先」なのに、「外国」ですしね。パスポートもいらないのに、橋を渡ると文字が読めないっていう。もう国際感覚が違うどころか、「国」自体が違う意味もってると思います。私も外国に住んでしまったからか、以前のような「外国!」っていう感覚が消えてしまいました。どこの国にでも特に違和感なく国内旅行気分で行ってしまいそうです。日本やドイツの国内旅行なんて、散歩です散歩。

 自転車・玉野が書いてましたけど、フランスから韓国まで陸続きって、やっぱ凄いですよ。南アフリカも同じ陸地の上ですよ。なんなんでしょう。



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 さぁいよいよTrossingenです。Trossingenはアコーディオンを生み出した町で…とまじめに書こうとした努力はむなしく、妙なターボがかかってきました! ブログのBookmarkにあるので知ってた人もいるかもしれませんが、「ダイエッ鳥」さんです。お腹ぷっくり27kgです。
 誰だそれ知らねーよという方は、ぜひこちらをご覧ください。私は全部読んでしまいました。翌朝のTrossingen観光が「ダイエッ鳥撮影会」になっていたという現実はさておき、彼はいい顔してますよね。

 友人が結構忙しくて、そう長くいたわけでもないのですが、妙な話で盛り上がってました。いや、いつも通りなんですけどね(笑)。あまりに異次元過ぎてここに載せるにはギャップが激しすぎるので、非常に残念ですが省略いたします。キーワードだけ少し紹介すると、風呂敷、抗菌アンパンチ、岩塩マン等々です。

 ほんとに意味が分かりませんね。

 ってことで「ダイエッ鳥写真集」から抜粋です。

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 帰路。Trossingen->Donaueschingen->Neustadt->FreiburgというSchwalzwald(広大な森の名前)を突っ切る最短ルートです。これがまた、往路とは全然違う雰囲気でした。田園を抜け、林を抜け、切り立った峡谷を越えていく。標高1000mくらいの高原では、足跡ひとつない雪景色が広がっていました。

 Regio(フライブルクを含むの「地域」の意。みんな持ってるRegioKarteで交通機関乗り放題になる。)の範囲に入りNeustadtまで来るとFreiburgはすぐそこって気がする(1時間ないくらい)んですが、ここからでも景色の変化が凄まじい。一区間で2、300メートル下る所もあるようで、列車の旅なのに気を付けないと気圧変化で耳が痛くなります。しかしこの路線はお気に入りで、過去に何度も乗ってます。景色に非常に迫力がある。前に紹介した氷の湖に行くにも、この路線を使います。


 っとまぁこんな感じでした。帰路の部分がもはや浮いてしまいましたね。
 これは一大事です。
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by Sterun-schnuppe | 2006-02-23 20:00 | Report (Deutschland)
バトンだそうです。『ドイツ語』をお題に渡されました。
お題はバトンを渡す人によって設定されます。

Q1.パソコンまたは本棚に入っている『ドイツ語』は?

○PCに入ってるドイツ語は、自分が書いたドイツ語の文章ですね。
・主にブログに使ったやつですが、それ以外にも少々。

○本棚は持ってないのですが、家の中にあるドイツ語を。
・教科書。語学学校で使ってたもので、全編ドイツ語です。
・新聞。毎週日曜、勝手に届けられるやつがあります。
・雑誌。ためしに買ってみて、あまり読めなかった。
・手紙。役所関係からの業務連絡。
・らぢを。普通のドイツ語放送から英語放送の同時通訳まで聴ける優れもの。

Q2.今妄想している『ドイツ語』は?
 GANZ!!
 ガンツです。使ってるのを聞いてたら辞書要りません。要するに、「めっちゃ」「ばり」等の強調語ですが、ドイツの方はこれを非常に多用します。「とても」という流麗な言葉ではありません。「ばり美しい」と言われてもあまり美しくない感じがしますが、Ganzもそんな感じで「Ganz schön」とは言わないと思います。
 でもいいですよね、Ganz。響きが。説明不要で日本語でもそのまま使えると思います。「ガンツきちー」「ガンツさみー」「ガンツすんげー」「ガンツかっこいい」等々、ぜひ流行らせましょう。「あいつはガンツ熱いやつだ!」等。

Q3.最初に出会った『ドイツ語』は?
 高校(中学?)生のとき、友人(日本人です)が「グーテンモールゲン」とか「ダンケダンケ」って言ってました。たぶんあれが最初に身近で触れたドイツ語です。彼はいま航空管制官となって、日本の空を支配しているはずです。

 もうひとつ。本国ドイツで最初に歌ったドイツ語の歌。昨年4月に語学学校の授業で教わった歌を、対訳つきでご紹介いたします。発音イマイチな初級クラスですが、世界各国から集まったみんなが歌います。

(陽気なアメリカン・カントリーミュージックにあわせて)

Ich bin Ausländer und spreche nicht gut Deutsch.
 (対訳:私はガイジンだからドイツ語が下手。)
Ich bin Ausländer und spreche nicht gut Deutsch.
 (私はガイジンだからドイツ語が下手。)
Bitte langsam! Bitte langsam!
 (お願いゆっくり!お願いゆっくり!)
Ich verstehe nicht was Sie sagen!
 (あなたの言うことがわからない!)
Ich bin Ausländer und spreche nicht gut Deutsch!
 (私はガイジンだからドイツ語が下手!)

 なんて自虐的な歌なんでしょう。そして、これを陽気に歌っているガイジン達! ドイツ人にとっては、ワライダケに匹敵する殺傷力を持ってそうです。そしてなにより、この歌を授業に持ち込んだ先生のセンスは素晴らしいと思います。


Q4.特別な思い入れのある『ドイツ語』は?
 "Ich bin sicher."
 理由は書きませんが、特別な思い入れがあります。
 個人的に飲み屋とか行った時に聞かれたら、答えるかもしれません。

 おもしろい(厄介な?)のだったら…
 "Sie sind schmutzig!"

 前に住んでいた家で家主に言われた言葉。台所がちょっと汚れてて、2口コンロを指差しながらこう言われたのですが、ちょっとびっくりしました。Sie(sind)ってのは、「彼ら/それら」っていう複数形の代名詞の場合と、「あなた(達)」っていう2人称を表す丁寧な言い方の場合があります。動詞の活用等が一緒なので、ドイツ人たちはどうやって聞き分けてるのか謎です。
 さてこの文の意味ですが、たぶん言わんとした事は「コンロが汚れてる!」なんでしょうが(願わくば)、上記の理由により「あなたは汚れてる!」ともなってしまうわけです。これには一瞬ビビりました。(本当はどっちなのか私にはわかりません)

 ややこしいのをもうひとつ。以前こっちの日本人達と討議したのですが、「essen/食べる」と「sein/在る・○○である」の2つの動詞は、3人称単数での活用形が「essen→isst」「sein→ist」となり、発音上は区別できないのです。そこで例文。

"Ihr Mann isst ein Schwein." 彼女の夫は豚を食べている。
"Ihr Mann ist ein Schwein." 彼女の夫は豚である。

 違和感なくドイツ語を話せるようになるには、まだ長い道のりがありそうです。

 関係ないですけど、öってオー・ウムラウトを発音している顔に見えませんか?

(ö)/


Q5.最後にバトンを回したい人とそれぞれのお題は?

ゆご氏。やはり君には「手作り」で。
さぐち。ちょっとまじめに「企画」で。
 (→と思ったら別のが回ってましたね。気が向いたらどうぞ。)
まちこ。本領発揮な「現場」で。
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by Sterun-schnuppe | 2006-02-20 19:06
続きです。

 楽しかったもの。2階建てバス! 観光用だけじゃなくて、普通に路線バスとして走ってました。バス路線は電車以上にわけわかめですが、歩いてる横をさんざん追い抜いていったバスの番号を覚えていたので、これなら行き先が予想できる!と乗り込みました。ミラノで萌さんに教わった「知らない場所に着いても同じ番号で戻ってくればいいじゃん」という最強の教訓もありますので、色々と他の路線にも挑戦してみました。
 やっぱいいっすね。眺めが最高!
 特別料金ナシで観光気分が味わえますよ!

 困ったもの。それは、便所。公衆便所がパッとは見つからない。見つけても、基本的に有料。駅の便所なんて1Euro超えてました。たしかに綺麗に掃除されてはいるけれど、ただでさえ金のかかる旅行中にこれは痛い… そこで考えた裏ワザ:列車を利用する。
 S-BahnやU-Bahnには便所が無いんですが、DBの中距離列車には便所が無料で装備されています。ベルリン内一日乗車券(5,80Euro)を持ってるのをいいことに、何回か便所を使うためだけに乗りました(実話)。

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 心配だった宿ですが、めっちゃ駅前で安いところを見つけました。てか駅にでかでかと案内が出てましたけど。10人の大部屋で、一泊12Euro。非常用に寝袋を持っていたので、布団関係のお金が余計にかからなかったのも幸いでしたね。寝袋でもマットの上なら快適に眠れます。
 ただ同部屋の人達にドイツ語が通じなかったんですよね。あぁ、なるほどそうかって。こういう場所では英語の方が通じます。英語はあんまり喋ってないので、ちょっと不慣れでしたけど。
 しかしイタリア語っぽいのを話す中東あたりの人っぽい人が話しかけてきて、これは本当に困った。まるで意味が分からん。私のカメラを見て「カルタカルタ」って。「何て?」「それ何語?」って聞いても「カルタカルタ」。しばらく困っていたら「ノーフィルム」って。あぁ、そういうことか。ディジタルって言えよ。カードカメラなんて聞いたことねぇよ。


 ベルリンで見ておきたかったもの。やはり「ベルリンの壁」です。資本主義と社会主義の対立の場。2つのドイツ。カップヌードルに見るように崩壊してから久しいですが、今でも残っている場所があります。知ってる範囲では、ベルリン東駅近くの川沿い1.8kmが現存する最長のものです。アートギャラリーってなっていて、ずっと壁画になっています。横幅1.8kmの絵画って、世界でも珍しいでしょうね。残念ながら世界中のおバカさんがクダラネェ落書きを残していますが(アルファベット一族、日本語、中国語、韓国語その他諸々○○愛してるー的なの)、それでも記録に残す価値があると思い、一生懸命写真に収めてきました。形式上このブログでは扱いにくいので別ページにしてありますが、ぜひご覧ください。私もカメラマンなので、そこらの観光客の写真には負けません。撮影条件は厳しかったですが、現場での私の最大限です。
-> Die Berliner Mauer/ベルリンの壁


 私は博物館・美術館めぐりってのには基本的に興味がないんですが、今回めずらしく行こうと思って行った場所があります。それは「ユダヤ博物館」。ホロコースト等気になる内容もあったんですが、何より展示空間を見てみたかった。ガイドブックには「最上階から歪んだスロープを下るようにして迷路のようなルートを見学するようになっている」とあり、とても気になっていました。
 念入りな手荷物チェックを通り入場すると、まず地下へ。するとX字形に交差する展示スペース兼通路が、斜面になっていました。1本の先は閉ざされた部屋になっていて、外のわずかな光と音「だけ」が入る、まるで暗い牢獄の中のような場所になっていました。
 この空間に何か興味を引かれて暫く留まっていたんですが、後から来た客(女性3人組)に
「後ろになんかいる!」
「えぇ?人やって。」
「人やないって!」
「人やって。」
と関西弁でビビられてしまいました。私は人間にすら見えなくなってしまったんでしょうか。「日本語ワカリマスヨ」って言ってやろうかとも思いましたが、馬鹿馬鹿しいのでやめました。
 余談はおいといて、非常に気になる場所でした。暗く、寒く、孤独感すら感じる部屋。博物館にこんな場所を作ったということが、とてもいいと思います。
 もう一方の通路の端には階段があり、一気に地上2階へ上って展示スペースに入ります。中をうねうね進みながら1階へ続き、再び地下のXの斜面を戻って外へ出るようになっています。展示内容については、文章が難しくて理解しきれませんでしたが、興味を引かれる場所でした。ガイドブックの文章は多少間違ってると思いますけど。

 展示品のひとつで、石版に触ると音が出るってのがあったんですが、この仕組みがわからない。色々実験した結果、石版の近くに手をかざすと反応することが分かりましたが、どんなセンサーをどこに仕込んでいるのかが全くわかりませんでした。

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 さて長くなってきたので、そろそろ終わりにします。ベルリンの印象としては、まるで東京にいるような感じでした。大きな都市(確実に東京よりは小さいが)だということと、その町の構造と、汚いということ。ベルリンの壁画みたいなのは、実はそこらじゅうの建物にもありました。ちょっと郊外に出ると、建物は落書きだらけ。
 資料とか博物館とか、そういうものは沢山あるんだと思いますが、町としては美しくないです。3日間いて飽きてしまいました。ここには住みたくないです。予定では4日いるつもりでしたが、滞在する気になれなくて、予定を変更してFrankfurtへ行くことにしてしまいました。

おまけ。蚤の市で発見。
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by Sterun-schnuppe | 2006-02-18 19:13 | Report (Deutschland)
 8日の夕方、ICEでFreiburgを出発。Fulda駅(Frankfurtより少し北)で夜行に乗り換え、ベルリンへ向かう。直通でいけるCNL(City Night Line)ってのもあるのだが、何せチケットを買ったのが当日。すでに満席だった、というわけです。

d0014524_20113674.jpg しかしこの夜行がクセモノでした。寝台車だと+30Euroくらいかかり高いので、座席車を使ったんですが、予約で取れたのが6人ボックス&3人掛けの真ん中の席。CNLなら個別に分かれた座席にゆったり座れるのに、NZ(Nacht Zug)ではダメでした。
 乗り込んでみると、車内はほぼ満席状態。たしかに席は取れたが、狭いし寄り掛かれないし、なぜか妙に暑いしと環境は最悪。眠るどころか疲れ果ててしまう危険を感じ、外の廊下で休むことにしました。ここなら涼しいし、申し訳程度ながら椅子もある。
 しばらくすると知らないオヤジが話しかけてきた。英語。しかも早い。わかんね。結局、「ジョークジョーク!」って何か冗談を言ってたらしい。やっぱわかんね。

 Hannoverで列車の再編成。Kopenhagen(デンマーク)行きの客車から切り離され、今度はKopenhagenから来た客車に連結。ここらへんの作業が、鉄道ファン出身の私には結構熱かった。引き込み線用ディーゼル機関車がやって来て、作業服着た人達が手早く連結器や配線を操り、客を乗せたまま客車を引込み線に引きずり込んだり。一連の作業を目の前で見られたので、なかなかワクワクしておりました。
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 そんなこんなでベルリン動物園駅(現在の中心駅)には9日の4:50に到着。異常に風の強い、寒い寒い朝でした。駅を出て外を歩いてみるも、時間が時間だけに非常に殺風景。大画面の映像広告だけが煌々と輝いておりました。


 何もないのと寒すぎるのと朝食を取りたかったのとで、駅近くの中華屋さんへ。持ち帰り用のチャーハンを売ってました。さすがベルリンは都会ですね。24時間営業の店があるなんて・・・ さてチャーハンをその場で食べ始めたはいいものの、やはり寒い。箸を持つ手が凍る凍る。かっ食らって駅へ戻りました。

 ベルリンに乗り込んだはいいが、やはり私はノープラン… そこで登場するのが、かつて住んでいた井尻寮からプレゼントされたドイツ観光ガイドブック!初めてまともに役に立てました! まずは超有名なガラスのドーム、ドイツ連邦議会議事堂へ行くべく、ポツダム広場へと向かいました。

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 自分の中から消えかけていた「地下鉄(U-Bahn)」に乗る。久々です。でもさぁ、かっこ悪いよ、この電車。ただの黄色い箱じゃないか。なんていいかげんなデザインなんだ!


 たどり着いたポツダム広場。何やら巨大な建造物が! この辺は高層ビルが集まってるところらしく、DB本社ビル(BahnTower)を筆頭に、背の高いビルが並んでます。その中で異彩を放つのが、ソニーセンター。
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 ビルに囲まれた広場の上に、フジヤマと呼ばれる(らしい)錐体の巨大な屋根が載っている。たしかにかっこいい。夜明けの静けさと寒さの中で、空間に響き渡る近所の教会の鐘の音とカラスの声。なかなかビビッときました。


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BahnTower前のベルリンの壁記念碑


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 開場時間になったので、連邦議会議事堂(Reichstag)へと迷いながら向かいました。Reichstagは1894年建造の議事堂を多額の資金を投入して再建、改装したものです。一般公開されている屋上のガラスのドームは有名で、ドイツ語の教科書にも載ってました。入念な手荷物検査を受け屋上に上がると…
 einfachドームです。ドームなだけですね。綺麗ですけど、まぁ、それだけ。ドームの中には二重螺旋のスロープがあって、てっぺんまで上って、そのまま降りてこられます。この螺旋のスロープは、なんか基礎造形の授業を思い出してしまいましたよ、まちこさん。さざえさざえ。あ、似たようなので、ズバリさざえ堂ってのが日本にもありましたね。

 そうそう、本に載ってるこのドームの写真は例外なく広角レンズで撮影されてるんですが、本物を前に納得しました。広角じゃないと撮れないんですよね。僕は広角を持ってないので、なくなくこんなのになりました。

d0014524_2015758.jpg ドーム中心部の柱は全て鏡で覆われているんですが、最初は単に見た目のためだと思っていたのだけれど、本物を前に考えが変わりました。柱の根元はガラス張りになっており、その直下が会議場なんですよね。で鏡の角度をよく見ると、どうもこれは議事堂内に光を取り込む(夜は逆)ための仕掛けなんではないか、と。そう考えると、よく出来たデザインだなぁと思います。


 Reichstag(議事堂)を後にしてからは、どう動いたかよく覚えてません。とにかく移動しまくりました。鉄道にも乗ったんですが、都市交通(S-Bahn)や地下鉄(U-Bahn)の路線が難しくて、S何番U何番って系統番号が多すぎて理解できない。目的地には何番ならいけるか分かんなかったり、停まると思った駅を通過されたり、環状線に乗ったはずなのに知らぬ間に番号が変わって環の外にいたり… たぶん初めて東京に来た人ってこんな感じだと思います。乗り間違えたり、行き過ぎたり、結構苦労しました。

 ベルリン滞在中はたくさん歩きました。道もわかんないけど、まぁ方角はこっちだろう、みたいな。これはどこだ、ここはどこだ、お、この道はおもしろそうだ等々歩き回っていたら、さすがに足も痛くなりました。最後らへんはもう歩き方がぎこちなくなって、結果、右足の小指に水ぶくれが出来てました(泣)。

 思えば半徹夜状態で始まったベルリン散策。それで町中歩き回ったなんて、そりゃ電車で寝過ごしたりもするよ。一日の終わりにはフラフラになってました。


 とりあえず、一旦ここまで。
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by Sterun-schnuppe | 2006-02-16 20:15 | Report (Deutschland)
 昨年11月に公開された2研企画「創屋」。「2研」の偉大なる後輩達が創り上げたその「創屋」の当日の様子が公開されています。ぜひご覧ください。

 文章と写真による発表ですが、読み応え十分です。
 当日の様子は全くといっていいほど知らなかったのですが、これを読んだだけでも非常におもしろい! こんな楽しい空間を作ってしまうなんて、やはり彼らは偉大です。

 子供のような想像力がよみがえります!
-> 創屋 Blog


□関連ページ
-> 創屋 WEB-Site
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by Sterun-schnuppe | 2006-02-14 19:50
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 昨日の晩に帰ってきました。久々の大都会、ドイツの首都ベルリンでした。夜行で行ったんですが、着いた日の朝(5時着)は異常に寒かった。気温はまぁ普段程度の零下なんでしょうが、風が異常に強い。信号機まで揺れてました。
 おかげでついに手袋(カメラを持つ手が凍る)とニット帽(風で髪がとんでもないことになる)を買ってしまったとかなんとか、色々裏話はあるんですが、写真の整理もまだなので旅の記録は次回やります。

 ベルリンに何しにいったの?って話ですが、まぁ人に会いに行ったわけです。僕は観光ってあんまり好きじゃないので、こんな機会でもないとベルリンにはまだ行ってないですね。じゃぁ誰に会ったかっていうと、まぁ大学時代の先生です。たぶん一番世話になった人ですね。数少ない、師匠だと思え、一番親しみを覚える人です。調査・研究の一環でドイツに立ち寄るということで、時間を合わせて会いにいったわけです。
 もともと他学科の先生なんですが、不思議な縁で1年生の頃から行動を共にすることが多かった。地域社会に関わるようになったきっかけも、芸術工学について深く考え直すようになったきっかけも、この人からもらったもんです。

 大学にいる頃から思っていましたが、この人は「本来の専門は建築」っていうのを忘れそうになるくらい、実に多岐にわたる知識や経験を持ってます。あまりの考えの深さに「ありえねー」と思うことも多々。でも、この人は本当に素朴な人だなーと感じるんですよね。うへぇーと思うくらい複雑に重厚に考えられた論理や知識をもとに研究・活動をやっているけれど、でもその原動力は「だって社会を美しくしたいから」っていうとても純朴なところに由来している(間違ってたらごめんなさい)。私が信頼感・親近感、そして共感を覚えるのは、そういう理由からなのでしょう。
 あと私の行動を理解してくれる数少ない教員ってのもありますね。ふつう大学辞めたって聞いて「いいねぇ!」なんて言いませんよ(笑)。

 彼の研究室の一員になろうと思ったことはないんですが、大学の枠を超えたところで先々まで関係を続けたいなと思います。共に刺激しあえる仲になるには自分の能力がまるで追いついていないのですが、いつかそうなることを願いつつ、私は私で能力を伸ばそうと思います。

 ゆっくり話せた時間はそう長くはなかったのですが、やはり自分が正しいと思う事をもう既に実際にやっている人がいるというのは、とても嬉しいものです。


 

あ、そうそう。


だれかさんの真似してみました。

確かにこれはかっこよく撮れる・・・

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Bahnhof Fulda, Deutsche Bahn


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by Sterun-schnuppe | 2006-02-13 19:40 | ひとりごと
ベルリンいってきます。

まぁ僅かな期間ですけど。
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by Sterun-schnuppe | 2006-02-08 18:09
 ある日バスに乗って町へ出るとき、後ろに遠ざかっていく自分の村を見ながら、ふと「もうここに来ることは二度とないかもしれない」と思いました。



 「明日がある」という言葉の価値が、最近自分の中で消滅しました。本当は、「明日はもう、ないかもしれない」と。

 なぜか分かりませんが、近頃「死ぬこと」について考えることが増えました。といっても自殺願望があるわけではなく、殺人鬼が近所をうろついているわけでもないので、心配は一切いりません。「今晩何食べようかな」と同じレベルで、「いつまで生きているんだろうな」と思うだけです。

 私の「生」は、おそらくもの凄い小さな確立の上に成り立っているものなのです。綱渡りどころか、糸渡りくらいの確立でしょう。綱渡りなら、バランスさえとってればまず落ちませんが、糸はもう切れるかもしれない。
 だってほら、今食べている豚肉も、餌をくれる人だと思ってた人に、ある日突然捕まえられて、殺され、さばかれた豚さんなのですから。たまたま人間を好んで食べる生物がいないから、私たちがそんな経験をしないだけなのです。
 それにしたって、いつ何が起こるかは分からないものです。乗りなれたバスがある日突然横転し、衝撃か爆発で死ぬかもしれない。何気なくわたった横断歩道で、車が突っ込んできて、死ぬかもしれない。何より、心臓発作や脳内出血、癌のように、体の中に潜んでいた病が突如として表面化し、死んでしまうかもしれない。

 だからといって、(もちろん殺人鬼に銃口を向けられたら怖いでしょうが)明日がないかもしれない事を恐れているわけでもないのです。諦め、とも言えるかもしれません。「いま自分は生きている。死ぬときは死ぬ。」 そういうことです。

 かといって自暴自棄になっているかといえば、そんな事も全くありません。自分がやるべき事は、しっかりやるつもりでいます。「明日やれることは明日やろう」ではなく、「ひょっとしたら出来なくなるかもしれないけど、それでもいいなら明日やろう。」とは思っています。僕は死んだ後に後悔したくない。(死んだ人がどう後悔するのかは知りませんが・・・) だから生きている間くらい、自分なりに一生懸命生きようと思うのです。

 大切な人と交わした、「またね」という、たった3文字の言葉すら、それを保障してくれるものは本当は何ひとつない。その事を把握するところから始まることが、何かあるような気がするのです。


P.S.
最近、写真がないですね。ほんとに写真撮ってませんでした・・・
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by Sterun-schnuppe | 2006-02-06 20:25 | ひとりごと